アート特集
artsアート特集2026/02/15
今月の絵 ~応接室より~
作品のテーマは、絵の中の一場面のような世界です。
画面の中に描かれた木々や生きものたちは、明確な説明を持たない存在として配置されており、観る人それぞれが自由に物語を想像できる余白を残しています。
本作は切り絵による作品で、画面中央には太陽を据え、その光に導かれるように木や植物が上へと伸びていきます。
枝葉の間には鳥や昆虫たちが息づき、植物の成長に寄り添いながら、ともに生命の循環を形づくっています。
装飾的でありながらも秩序を感じさせる構成によって、自然界における成長、共生、連なりを一つの世界として表現しました。
太陽を起点に広がる生命の流れと、静かに繰り返される自然の循環を感じながら、それぞれの心の中で物語を紡いでいただけたら幸いです。
※第3回国際切り絵トリエンナーレ入選作品